「ファイティング・テメレア」は、ほとんどのイングリッシュ・ローズとは明らかに違う特徴を持ったバラですが、美しさという点だけでなく、実用性という点でもコレクションに加えるに相応しいバラです。四季咲き性も強く、花は完全に開き切ると10-12cmほどの大輪になり、花弁はわずか10枚ほどです。リッチなアプリコットの色あいで、しべの後ろに黄みがかった部分があります。時間がたつにつれて、色は柔らかいイエローアプリコットに変化します。蕾は、赤みがかった色合いで、葉と枝も若い時期はつぼみと同じく赤みがかり、全体的に統一された雰囲気を醸し出します。「ファイティング・テメレア」は非常に丈夫なバラで、2、3年の間には魅力的な丸みを帯びたシュラブを形成し、大きな花がかたまりのように咲きます。おそらく上質のつるばらとしても使用できると思われます。香りは中香から強香で、レモンの香りが軽くのったフルーティーな香りです。ミックスボーダーなどに最適ですし、色合いはフォーカル・ポイントを作るのに使えます。1.5m x 1.5m つるばらとして2.5m 「ファイティング・テメレア」は有名な造園画家で、水彩画家、版画家でもあるJMW・ターナーの1839年の砲艦の絵の作品から名付けられました。名前は2011年の春にイギリスのケント州マーゲイトにオープンする、ターナー・コンテンポラリー・ギャラリーにちなんで名づけられました。【デビッドオースチン社HPより】
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